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元代々木ゼミナール講師 松尾友香のHPです。

勉強方法STUDY


センター試験(新課程)の勉強方法については→こちら


@ 基本事項を理解する

教育方針イメージ

物を勉強する際一番大切なのは,内容を理解すること
理解しないまま,いきなり用語を暗記してはいけません。

 教科書にある『中心体は動物細胞,藻類の細胞やコケ植物・シダ植物の1部の細胞でみられる』という記載は暗記すべき事柄です。
しかし,
事実を丸暗記するのではなく,
『なぜ,被子植物の細胞には中心体がみられないのか?』
『1部の細胞とは具体的にどんな細胞か?』を
理解していくことが大切なのです。

理解するには授業を受けることが一番。
事情があり、授業を受けられない場合は必ず理解を助けてくれる参考書を読んで下さい。



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A 用語を暗記する

目標イメージ

頭で『理解する』ことと、実際に『できる』ことは違います。
いくら理解していても,解答用紙に書けなければ意味がありません。
理解した用語をしっかりと覚えて,自分のものにして下さい。

暗記がしっかり出来ていれば代ゼミの総合模試で偏差値60くらいは取れるようになります。それ以下の偏差値の人は暗記作業が出来ていないのです。

授業を受けたら、参考書を読んだらすぐに暗記作業を!
『なるほど〜』と理解してすぐは用語が頭入りやすいです。 時間が経っと、理解した内容を忘れるので、ノートや参考書を読み返すのに時間がかかり効率が悪くなります・・・。
 参考書を1冊全て読み終わってから次のことをしようとする人がいますが、1章読むごとに暗記作業をした方が断然効率がいいです。全体の流れを掴むことも大切ですが、生物は知識を積み重ねる教科なので土台をしっかりと築きながら進めていくことが重要です。


自分でノートをまとめるのが好きな人もいると思います。一度書いただけで暗記できるという人を除いて、この段階でノートを作ることはおススメできません。用語を覚えるためには、何度も繰り返し単語を書いたり、簡単な問いをやってみる方が効率的です。そこで、効率よく用語を覚えるために作ったのが下記の単語帳(一問一答の用語集)です。

用語暗記は頭のよさではなく努力の有無で決まります。根性で覚えて下さい♪


最新 一問一答 
まる覚え生物T (合格文庫)
最新 一問一答
まる覚え生物U (合格文庫)

英語の単語帳と同じ要領で使っていただければと思います。
旧課程用なので、センターのみの受験者は難易度Aの問題のみ覚えて下さいと書いてありますが、新課程のセンター試験では難易度Cの用語まで細かく出題されています。
なのでセンター試験を受験する方は難易度Cの用語まで覚えることをお勧めします

B 問題演習

『理解』と『暗記』が出来上がっていればどんな入試問題でも太刀打ちできるはずですが、以外と問題は解けないものです。「用語」は戦うための武器。武器を手に入れても,使い方をマスターしなければ意味がありません。武器を装備したとたん攻撃力があがるのは,ゲームの中だけなので,用語を覚えたら使う練習をしてください。
  
 入試では初めて見る問題が出題される可能性があるので、見たことがない問題に対応する能力を身につける必要があるので、多くの問題に触れて下さい。もちろん、出来なかった問題はその都度出来るようにする必要がありますが、同じ問題だけを繰り返すのではなく、新しいものにどんどんチャレンジしていってください。
出来なかった問題は類題を解くことが一番なので、他の問題集の似た問題を解くことがおススメです。
問題集は一冊は最初から最後までやり遂げる必要がありますが、2冊目からは苦手な問題だけを解いてもOKです!苦手でなくなるまで、どんどん問題を解いていって下さい。


大学入試 生物I・IIの
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問題演習
大学入試生物 I・II
「考察問題」の点数が
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@ 用語の穴をなくす

ある程度勉強が進んで知識問題で8割出来るようになったとしてもそれに満足するのではなく、抜けている2割を埋めることが大切です。
ある程度のレベルまで達すると、用語集を見ても知っている用語ばかりで抜けを見つけるのが大変になるので、 抜けている所だけを効率よくチェックできるように,まとめノートを作る事をオススメします。

◎参考書を丸写しするのではなく,自分の言葉でまとめる
◎範囲全てをまとめるのではなく,
出来ないところだけをまとめる。
(例)私が受験生の頃に作ったノートです。

(1)分かってはいたけれど,いつも「どっちだっけ?」となっていたので(汗)
(2)目の構造は基本的に覚えていたけれど,ちょっと抜けているところがあったので
まとめてみました。特に「黄斑って何?」という感だったので、きちんと調べました。
(3)模試の解答をみてなるほど〜と思ったので自分でまとめてみました。
(4)植物の名前がいつになっても覚えられなかったので・・・。
(5)(6)覚えていない物のみ抜粋
(7)なんとなくしか分かっていなかったので頭の中を整理する為自分でまとめてみました。
 

注意点

・生物
初心者は絶対にノート作りに手を出さないで下さい!知識がゼロの状態でノートを作ろうとすると,参考書の丸写しになってしまい効率が悪いです。まずは用語集などである程度の知識を入れましょう。

A 深入りしすぎない

 生物が好きな人はもっと深く色々な事を知りたくなるかもしれません。いちいち全部調べていたら大変。生物だけで何年かかることやら・・・。
 基本的には教科書に書いてある事を理解して,覚えていれば大丈夫です! それ以上の事は大学生になってから勉強しましょう。(考察問題を解く事で,教科書の範囲外の新しい知識を得ることはいいのですが, その知識は無理して暗記する必要はありません)

受験は全ての科目の総合得点で合否が決まります。 苦手な科目を他の科目でカバーするのは大変です!!! 苦手な科目を勉強するのはよりエネルギーが必要にななるので,できれば,避けたいってみんなが思ってるんじゃないかな?
その嫌なことを頑張れるか,頑張れないかで合否が決まります!
得意科目の勉強もおろそかにしてはいけませんが,苦手科目にできるだけ時間を割いて,苦手でなくなるようにして下さい♪

 勉強方法

効率のよい学習方法を紹介します。

@基本事項を理解する
A用語を暗記する
B問題演習


@用語の穴をなくす
A深入りしすぎない

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