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元代々木ゼミナール講師 松尾友香のHPです。

旅の記録TRIP

伊豆大島


伊豆大島では至る所で地層がみられます。
大島は火山島で、海底火山の噴火により出来た島です。
この地層は噴火の噴出物が積み重なって出来たものです。

熔岩は植生を破壊してしまうので、
熔岩に覆いかぶされたところは、一から遷移をSTARTしなくてはなりません。


大島では有史以降の噴火が詳しく分かっています。右の図のように大島には色々な年代の熔岩があります。 年代の分かっている熔岩上の植物群落を観察し年代の古い順番に並べていくことにより遷移の様子を推定することが出来ます。


三原山-標高764m
三原山はハワイ島キラウエア火山、イタリアのストロンポリ火山と並ぶ世界三大流動性火山として有名です。


三原山の火口から「大砂漠」と呼ばれるルートで下山しました。(所要時間約1時間)
煙が上がっていますが、通路周辺の岩はあまり暖かくありません。
ゆで卵も作れないくらいの温度です。
(火口周辺にあるのは1986年の噴火のもの)

もちろん溶岩の上に根をはる事は出来ないので
この辺りにはコケくらいしか生える事が出来ません。



火口からしばらく歩いて行くと急に溶岩からススキに変化します。
(ススキ、ハチジョウイタドリなど)


またしばらくすると急に低木が生え始めます。
オオバヤシャブシ、ニオイウツギなど)


通常植物の遷移が極相に達するまでは数百年かかるので、
ドラえもんの道具を使わない限り、短期的に観察することは出来ませんが、
この伊豆大島では1時間くらい歩くだけで遷移の圧縮版を観察する事が出来ます。

●旅行記(大島公園など)

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