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元代々木ゼミナール講師 松尾友香のHPです。

旅の記録TRIP

小笠原諸島   


1日目『チャバ』
 小笠原諸島までの交通手段はおがさわら丸という船(以下おが丸)のみ。航海時間はなんとまさかの25時間半!今回の小笠原旅行5泊6日の行程中2泊がおが丸泊なのです。東京都でありながら世界で1番遠い場所なのでした。今時,飛行機にのれば25時間で世界のほとんどの所に行けますからね。
船旅で心配だったのは台風16号『チャバ』。
進度遅すぎ!小笠原直撃はなかったけれど,あまりにも強い勢力だった為,関東近海の海も大荒れ。波の高さ7mって何でしょう?欠航は免れたけれましたが,船が揺れる揺れる。東京湾を出たとたんデッキも出入り禁止になるくらいでした。下手に何かしようとすると酔いそうだったので,ひたすら寝ることに。ご飯とシャワー以外はずっと寝ていたと思います。
いったい何時間寝たんだろう…。全く酔わなかったのが奇跡!の船旅でした。

小笠原丸の一等船室。

特2等があいていなかったので,奮発しました♪

船内にチャバの進行状況が掲示してありました。


2日目『ギョサン』
一晩あけて,デッキに出ると一面真っ青な海。おが丸は2時間遅れで無事父島に到着! 午後はダイビングを予約していたので急いでお昼ご飯とギョサンを買いに行く。ギョサンとはベンサン(トイレで履くゴムサンダル)に鼻緒がついたもの。漁師さんが船ではくサンダル略して『ギョサン』です。小笠原ではかなりメジャーな履物。滑りにくくて便利なので, 今後も,ダイビングをする時に,ビーサン代わりに履く事決定! さて,ダイビングですが,台風の影響で海の状況は悪く,移動の船は天然ジェットコースター!透明度も悪く,この間潜った伊豆よりも濁っていたかも?といっても小笠原初ダイビングで,比較するものがないので,良し悪しはなんともいえません。まぁ,楽しく潜れたので良しとしましょう♪

小笠原の海(右)と東京湾(左)

●ダイビング

3日目『ダーウィン 』

 小笠原旅行者のメインは海でしょう。が,東洋のガラパゴスは陸を見ない事には始まらない!樹木の70%が固有種なのです。という事で今日は陸の日。 昼はジャングルツアーに参加しました!詳しいガイドがよかったので,事前によく調べて選びましたが,これが大成功!フィールドを歩いて見たものを紹介していくだけでなく,ちゃんとストーリがあるんです。考えながら進む理想の授業!?じゃなくて,ツアーです。1日の終わりに感動のラストも!(内容はヒミツですが…。) 改めて,進化の面白さや生物の適応力の凄さ,種を守る大切さ,大変さが分かった気がします。
 夜はナイトツアー。オオコオモリもグリーンぺぺもオカヤドカリもスナガニも全て見ることが出来ました。満月が明るくて,ライトをつけなくても車が走れるくらいでした。

●フィールドガイドツアー
●ナイトツアー


4日目『イルカに逢った夏 』
になるはずでしたが…。30日に申し込んでいたドルフィンスイムツアーを,海況がよくないという事で,ジャングルツアーをずらしてまで,31日に変更したのに。 なのに,波がまだ高かったらしいです。楽しみにしていた南島(日本で唯一の、沈水カルスト地形の島。)上陸も中止に。
イルカを探してとにかく船は走る走る。日がポカポカ当たって,ユラユラここちのよい船のゆれ。気がついたら,ウトウト夢の中へ…。何しに小笠原まで来たのでしょうか。
1日走ったけれど結局イルカは発見できず,日焼けをしたクルージングでした。
途中スノーケリング休憩では,キレイなお魚達と泳ぐ事が出来ました。スノーケリングの腕は多少上達したかな? 今度は是非イルカと泳ぎたい〜!!!

●ドルフィンスイム


5日目『懺悔 』
 小笠原最終日はツアーには参加せず,ぶらぶらしました。すると,今まであまり目にしなかった『メジロ』など,鳥の姿を見ることが出来たので、ラッキー♪

メジロ  本土のスズメのようにそこら辺にいる鳥です

まず,海洋センターに行きウミガメを見ました。可愛い赤ちゃんが沢山♪

 でも,この中で何頭大人になれるのかなぁ〜と考えるとちょっと切なくなります。なにしろ,2日目の夜にウミガメのお刺身を食べてしまったこの身。カメを食べるのは可愛そうだけれど,その昔は島の人が生き抜く為に仕方なく生まれた文化なのでしょう。無理だと分かってはいるけど,子ガメ達には天敵やヒトに食べられずに大人になってもらいたいと思ってしまいます。
 海洋センターではウミガメを人工孵化させて海に返しているんだけど, 『今夜放流しますので,よかったら…』と言われたけど,夜はおが丸の中。旅の心残りがまた増えました。

●海洋センター
●海洋センターアルビノウミガメとの再会


6日目『何もしない贅沢 』
 おが丸出航時,沢山の人が見送りにきていました。小さな港はすごい人だかり。
そして,蛍の光が流れる中,ついにおが丸出航!東京へ行くおが丸に港にいる多くの船(3次産業の船全部かな?)が伴走して見送ってくれるのでした。感動ものです。こんな観光地他にありませんよね。湾を出る頃には伴走の船が一艘,一艘スピードを弱めていき,船から次々に人が見送りダイブ!で見送り終了!

 帰りのおが丸は行きと比べてかなり快適。ほとんど揺れは気にならず,自由にデッキに出ることも可能でした。夕日が沈む所や朝日が昇る瞬間もバッチリ!景色を眺めるくらいしかする事はないんだけれど,何もしなていい時間がまた贅沢かな?と思います。旅の疲れで夜は爆睡!後で人に聞いたところ夜は天の川が見えたらしい。残念…。


●ダイビング
●フィールドガイドツアー
●ナイトツアー
●ドルフィンスイム
●海洋センター
●アルビノウミガメと再会

 旅の記録

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