
標高別に生息していた植物を紹介します。
(標高はおおよそのものです。)
標高2000メートルくらい
五合目周辺は針葉樹林帯です。

タケカンバ(左)と
コメツガ(右)
標高が高くなると風が強くなるので, 木が横に伸びるようになります。

随分と樹高が低くなった
カラマツです。(富士山にハイマツは生えていません。)
標高2500メートルくらい
まばらに草本が生えています。
軽石を砕いたような,火山砂礫で土壌が動きやすい為,ほとんどの種子は発芽することができません。そこに登場するのが,根を延ばす事が出来,栄養分が少なくても生育でき,乾燥に強いパイオニア植物です。
ムラサキモメンズル(マメ科 )
やせた土地に強い。富士山でくらいしか見られないめずらしい植物
イタドリ
放射状に生えます。徐々に広がっていき,真ん中の部分は枯れていきますが,
その枯れた部分が樹木が生えやすい環境になるのです。

標高3300メートルくらい
さらに上に昇っていくと植物の姿はほとんどみられなくなります。
岩の隙間などに,わずかに見られる程度です。
イワツメクサ
フジハタザオ(アブラナ科)
●旅行記
●垂直分布の観察